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車中泊用駐車場
車中泊用駐車場とはキャンピングカーやトレーラーなどの専用駐車場の事です。
近年の車中泊ブームでキャンピングカーなどで旅をする人が増えており車中泊用駐車場の需要が高まっています。
全国的に見てまだまだ需要に対して供給が追いついておらず、将来性の高い市場として注目を集めています。
メリットとデメリット
最大のメリットとしてはその他の活用方法が難しい場所でも検討できる事です。
車中泊では非日常的なロケーションが好まれるため一般的に立地が悪いと言われる山などの自然豊かな場所のほうが適しています。
また車中泊用駐車場によって既存施設などへの増客が見込める場合もあるため相乗効果を狙う事業主などにも向いています。
デメリットとしては設備に初期投資が掛かる可能性がある事です。車中泊用駐車場には「トイレなどの設備を有していること」など施設要件が定められており、最低限、電源やトイレなどが必要になる可能性が高いです。
施設要件はサービス提供会社によって異なる事が多いので確認が必要です。
現在の状況と今後
全国のキャンピングカー保有台数は約12万7400台となり、前年比で106・7%増加しています。(2020年データ)
コロナ禍による新しい生活様式も影響し、車中泊の需要は急激に高まっています。
しかし車中泊用に利用される事が多い高速道路サービスエリアや道の駅では「車移動時の休憩施設として仮眠はOK」ではありますが宿泊をする場所ではありません。
実際に利用者のマナー違反を理由に車中泊を禁止した道の駅も存在しました。
利用者としても安心して長期滞在ができる車中泊専用駐車場は少ないのです。車中泊用駐車場は今後も成長が期待できる市場だと言えるでしょう。
まとめ
車中泊ブームから車中泊用駐車場は高需要を期待する事ができます。
しかし利用料の相場は1泊1台1,000~3,000円程度と収益性が低いため、収益性を高めるためには利用者に対しての物販や太陽光発電などとの組み合わせを検討していく必要があります。
現在は競合が少ないため非常に取り組みやすい環境ですが、集客や運営にはノウハウが必要なため興味のある人は専門のサービス提供会社に問い合わせをしてみたほうがいいでしょう。